フォトモザイクアートとは:仕組みから作り方まで

Photo mosaic of a wedding couple, made from hundreds of photos
要点
  • 何百枚、何千枚もの小さな写真で作る、一枚の大きな絵。
  • 離れて見るとメイン写真が浮かび、近づくとタイルの一枚一枚が本物の写真。
  • 用意するのは、メイン写真1枚とタイル写真数百枚。自分で作ることも、依頼して作ってもらうこともできます。

フォトモザイクアートは、何百枚、何千枚という小さな写真でできた一枚の絵です。離れて見ると、そこにあるのはひとつの絵。誰かの顔、結婚式の日の二人、跳びはねる犬。近づくと、タイルの一枚一枚が、それだけで完結した写真だとわかります。

この二重の見え方こそ、モザイクアートがコラージュやグリッドと違うところです。コラージュでは、写真そのものが主役。モザイクアートでは、小さな写真の一枚一枚が、大きな絵を形づくるピースのひとつになります。

何百枚もの小さな写真で作られた、結婚式の二人のフォトモザイクアート作品

フォトモザイクアートの仕組み

どのモザイクアートも、二つの材料から始まります。離れて見たときに現れるメイン写真と、それを組み立てる何百枚、何千枚もの小さなタイル写真です。

フォトモザイクアートができるまで。メイン写真、それをマス目に分けたもの、色の合うタイル写真の拡大、完成したモザイクアート
1. メイン写真。2. それをマス目に分ける。3. マスごとに、いちばん合うタイル写真を当てはめる。4. 完成したモザイクアート。

ここからは、Photomosaic Studio での作り方をご紹介します。細かな設定は作り手によって違いますが、流れはほぼ同じです。

  1. メイン写真をマス目に分ける。タイルの大きさにもよりますが、マスの数は数千におよびます。
  2. マスごとにタイル写真を選ぶ。ソフトウェアが、各マスの色をすべてのタイル写真と見比べ、いちばん合う一枚を選びます。
  3. 偏らせない。何も制限しないと、数枚の写真が絵の半分を埋めてしまいます。そこで、同じ写真を使える回数に上限を設け、全体にばらけるように配置します。
  4. 顔を守る。切り抜く前に顔を検出するので、タイルに収まった人の頭が、額のあたりで切れてしまうことはありません。
  5. 印刷サイズで書き出す。仕上がりのデータは最大12,800 × 9,600ピクセル。大きく印刷しても、タイルの一枚一枚が鮮明なままです。
顔が写ったタイル写真を、中央で切り抜いた場合と顔に合わせて切り抜いた場合の比較
左:中央で切り抜くと、顔が切れてしまう。右:顔に合わせて切り抜く。

色合わせか、オーバーレイか

モザイクアートを作るツールの中には、メイン写真を薄くして、タイルの上に透かして重ねるもの(オーバーレイ)があります。大きな絵は見えやすくなりますが、その下のタイル写真すべてに色が被ります。色合わせだけで作れば、どのタイルも本来の色のまま。その代わり、きれいに仕上げるには、写真の枚数もバリエーションも多めに必要です。

オーバーレイで色が被ったフォトモザイクアートと、オーバーレイなしのフォトモザイクアートの比較
左:オーバーレイで、どの写真にも色が被る。右:オーバーレイなし。どの写真も本来の色のまま。

離れて見ると、近づいて見ると

離れて見た、笑顔の女の子のフォトモザイクアート
離れて見ると、一枚の絵。
モザイクアートのタイルをぐっと拡大したところ。一枚一枚が鮮明な写真
近づくと、どのタイルもそれだけで一枚の写真。

色のかけらが視界の中で十分に小さくなると、目はそれを混ぜ合わせて、ひとつの絵として捉えます。同じモザイクアートが、部屋の向こうからは人物の肖像に、一歩近づけばスナップ写真を敷きつめた壁に見えるのはそのためです。大きく印刷するほど、近くで見たときにタイルの中身がよく見えます。

写真は何枚必要?

Photomosaic Studio では100枚から作れますが、300枚以上をおすすめしています。少し計算してみると、多いほうがいい理由がわかります。10,000マスのモザイクアートを300枚の写真で作ると、1枚あたり平均で約33回使われます。1,000枚なら、約10回です。

枚数以上に効くのが、写真のバリエーションです。場所も光も季節も違う写真がそろうほど、色合わせの選択肢が広がります。メイン写真には、被写体がはっきりしていて明暗の差がある写真が向いています。顔は、画面の中である程度の大きさを占めているのが理想です。

詳しくはフォトモザイクアートに写真は何枚必要?をご覧ください。

自分で作るか、作ってもらうか

よくある方法は三つ。それぞれ向いている用途が違います。

  • 無料のオンラインツールやアプリ。手軽で、画面で見たり小さく印刷したりするには十分です。大きく印刷する前に、書き出せる解像度と、オーバーレイを使っているかどうかを確かめてください。
  • パソコン用のソフトウェア。タイルの大きさ、繰り返しの回数、色合いを細かく調整できます。写真選びも設定も、自分で行います。
  • 制作を依頼する。写真の選別も仕上がりの調整も任せられ、プレビューが届きます。費用は高くなり、仕上がりまで数日かかります。

私たち自身がモザイクアートの制作を仕事にしているので、この比較では中立の立場ではありません。まずは自分で試してみたい方は、フォトモザイクアートの作り方で手順を追ってみてください。

フォトモザイクアート・コラージュ・グリッドの違い

フォトモザイクアート フォトコラージュ フォトグリッド
目的 小さな写真で大きな絵を作る 写真をデザインして並べる 写真を均等なマス目に並べる
離れて見ると メイン写真が見える 写真の集まりが見える 写真の集まりが見える
近づくと タイル写真が一枚ずつ見える 写真が一枚ずつ見える 写真が一枚ずつ見える
写真の枚数 数百〜数千枚 たいてい5〜50枚 たいてい4〜25枚
技術面の難しさ 高い(色合わせのアルゴリズム) 低い(ドラッグ&ドロップ) 低い(自動で整列)

詳しい比較はフォトモザイクアートとコラージュの違いをご覧ください。

どんなときに作るのか

  • 贈り物:結婚祝い、結婚記念日、節目の誕生日、故人をしのぶ品として。一人の人、ひとつの家族の写真数百枚を、一枚に収めて。
  • 壁に飾るアート:ポスター、フレームポスター、キャンバスとして。
  • 画面で見る、シェアする:テレビやスライドショー、SNS用の高解像度デジタルファイルとして。
  • チームやイベント:会社の節目や、クラスの記念写真に。みんなの写真を集めて作ります。

よくある質問

写真をフォトモザイクアートにするには?

メイン写真を1枚選び、タイル写真を数百枚集めます。あとはモザイクアートのアプリやパソコン用ソフト、あるいは Photomosaic Studio のような制作サービスで、メイン写真をマス目に分け、マスごとにいちばん合うタイルを当てはめます。

フォトモザイクアートは何で作るのがいい?

用途しだいです。デジタルで手軽に作るなら、無料アプリで十分。細かく調整したいなら、パソコン用ソフト。大きく印刷したい、贈り物にしたいという場合は、写真の選別や調整まで任せられる制作サービスが向いています。私たちもそうしたサービスのひとつなので、その点を踏まえてお読みください。

写真は何枚必要?

Photomosaic Studio で作る場合は100枚から、できれば300枚以上です。写真が多く、バリエーションが豊かなほど、同じ写真の繰り返しが減ります。

大きく印刷できますか?

データの解像度が十分なら、できます。Photomosaic Studio の作品は最大12,800 × 9,600ピクセルで、16×20″(40×50 cm)からA0までの印刷に対応しています。

どのくらい時間がかかりますか?

写真を受け取ってから3営業日以内に、プレビューをお送りします。承認いただくまでに、2回まで無料で修正できます。

フォトモザイクアートとコラージュは同じもの?

違います。コラージュは写真を並べて見せるもの。モザイクアートは写真をタイルとして使い、一枚の大きな絵を描き出します。

ご自身の写真で作るとどんな一枚になるのか、見てみたい方はメイン写真を選ぶところから始めてみてください。印刷に進む前に、プレビューをお送りします。

お手持ちの写真でつくる

フォトモザイクアート ポスター ポスター$229.00から フォトモザイクアート 額装ポスター フレーム$379.00から フォトモザイクアート キャンバス キャンバス$309.00から フォトモザイクアート デジタルデータ デジタル$179.00から

モザイクアートをつくる