販売ページの小さなプレビューでは、肝心なところはほとんど分かりません。タイルが本物の写真なのか、色をかぶせただけのごまかしなのか。顔はきちんと収まっているか。大きく刷っても粗くならないか。その違いは、拡大して初めて見えてきます。しかも多くのサービスは、その拡大画像を、お金を払ってからしか見せてくれません。
買う前に、フォトモザイクアートを見極める。このガイドは、そのためのものです。私たち自身も作り手なので、どこで手が抜かれるかはよく分かります。どこを選ぶにしても、確かめてほしいところをお伝えします。

オーバーレイ
モザイクアートの作り方には、二通りあります。正直なやり方は、写真を一枚ずつ元の絵の色に合う場所へ当てはめ、写真そのものから絵を立ち上げていきます。近道のほうは、ざっくり組んだ上に元の絵を薄く重ねるだけ。色つきガラスを一枚かぶせるようなものです。離れて見れば、どちらもそれらしく見えます。でも近道では、送った写真すべてに色が染みます。近づくと、旅行先の景色も、誕生日の一枚も、愛犬も、みんな同じくすんだ色をまとっています。
オーバーレイは使いません。一枚のタイルにも。使っているかどうかをはっきり言わないサービスなら、使っていると思っておいて間違いないでしょう。
確かめ方は簡単です。仕上がったモザイクアートの原寸の拡大画像を、見せてもらってください。平らで色のかぶったタイルが並んでいたら、オーバーレイです。

切り抜き:顔は残るか
写真は長方形、タイルの枠は正方形です。どこかを削るしかありません。安いツールは写真の真ん中をそのまま切り取るので、顔の上が欠けます。背の高い人が証明写真ボックスで頭を切られる、あれと同じです。出来のいい仕組みは、先に顔を見つけて、その周りを切り抜きます。どちらのやり方か、聞いてみてください。安いほうを選ぶと、刷り上がって初めて、肖像の半分が額のあたりで切れていたと気づくことになります。

解像度:大きく刷るなら
モザイクアートの値打ちは、近くで見たときに出ます。弱いデータが崩れるのも、まさにそこ。タイルがぼやけて、ただの四角になってしまいます。大きさを決める前に、仕上がりデータの画素数を聞いておきましょう。大きく刷るなら、数字も大きいほうが安心です。(仕上がりデータは 12,800 × 9,600 ピクセル。ポスターサイズを超えても、十分持ちこたえます。)
写真は何枚いるか
写真が多いほど、繰り返しは減り、仕上がりは豊かになります。たいていのサービスは300枚以上を求めます。それより少ないと、同じ顔があちこちに現れはじめます。枚数と同じくらい、ばらつきも大切です。同じソファで撮った1,000枚より、別の日・別の光で撮った300枚のほうが、いいモザイクアートになります。(お預かりは300枚以上、上限はありません。くわしくは「何枚必要か」のガイドに。)
データか、プリントか、両方か
デジタルデータは手軽で、融通がききます。どこでも刷れて、画面でも見られて、家族にも送れます。仕上がったプリント(ポスター、キャンバス、額装)は、そのまま飾れる状態で届きます。どちらにしても、素材とサイズは確かめておきましょう。(データは $179 から。プリントには、高解像度データもお付けします。)
どうしても入れたい一枚
どうしても外せない一枚が、あるものです。その人を写した肖像。もういない愛犬。よいサービスなら、そうした写真を「必ず使う」と指定でき、色が合わないからと勝手に外されることもありません。そんな写真があるなら、指定できるか聞いてみてください。たいていの方には、一枚はあるものです。(ご指定いただけます。)
30秒でできる見極め
どこかに支払う前に、本物の仕上がったフォトモザイクアートの、原寸の拡大画像を一枚見せてもらってください。宣伝用のイメージではなく、実物を。その一枚に、オーバーレイの有無も、切り抜きも、鮮明さも、ぜんぶ表れます。自分の仕事に自信のあるサービスなら、ためらわず送ってくれます。ためらうようなら、それがもう答えです。
ガイドは以上です。作り手としてどう仕上げているかは、作品をご覧ください。そして誰を選ぶにしても、まずはあの拡大画像を。